2011年 01月 19日
西門のすぐ近くに角楼と呼ぶ、城壁から凸字型に張り出した建物も復元されています。 城に近づきやすい尾根沿いに、防御用に建てられていたそうです。 建物の上にあがれるようになっていて、展望台みたいに総社平野が見渡せます。 3枚目は鬼城山の、山頂付近からの写真。 本当に山の頂上付近に建てられていたんですね。 版築土塁(型枠の中に土を入れて、一層ごと突き固める工法:版築工法)で復元された城壁 西門も城壁も、出来るだけ当時の技法や工法を用いて復元されています。 この城壁は、大雨で復元後に一度崩れた事があります。 格好だけでよいのなら、コンクリートで造れば安く安全に補修の手間も掛からないと思います。 ですが、手間暇かけて造られたこの城壁は僅かな年数しか経っていないのに風格があります。 外観だけ似せたのでは伝えきれない歴史を、この城壁からは感じます。 土で出来た城壁の外側と内側には、壁面に水が掛からないよう 敷石が緩い傾斜をつけ並べられています。 もし、このような構図で撮りたいと思ったなら 周りの人への配慮は欠かせません! アブない人と思われない為にも・・・ 当然私も構図を考えるフリをしてやり過ごし、そそくさと通路でもある敷石の上に 寝っ転がって撮りました・・・ その間、「雲よ…逃げないでくれ~」って考えてました! この敷石の上を先に進み、鬼ノ城のさらにコアな部分に突入して行きます・・・ ~追記~ 気付いた方もいるかも知れませんが 現在、西門横の城壁を修繕?工事しています。 進入禁止の衝立や工事資材、それを覆うブルーシートなどがあり出来るだけ それらが気にならない構図で撮るのに苦心しました。 岡山城の時もイベント会場や廊下門の前に止まっていた搬出用のトラックを避けて 撮ったのですが、両方とも制限されてた割にはいい感じで撮れたなと思っています。 それどころか制限されていたからこそ、見つける事が出来たんだと思っています。 スタジオ撮影でもなければ、自分の都合のいい状態(自然現象を含めて)で撮影出来ることなんか めったにないと思います。 邪魔なものがあっても、それを飲み込み工夫し考える事で新しい発見が出来るんだな と思ったりしました。 邪魔だな~と思い続けていたら見つけられなかったでしょう。 サーキットでの撮影もこんな気持ちで臨めば、新しい発見が出来るかなと思っています。 #
by photo2x4
| 2011-01-19 01:26
| 城
2011年 01月 16日
お城シリーズ第2弾は、お待ちかねの鬼ノ城です!! って、鬼ノ城の全国的な知名度ってどのくらいなんだろう? 岡山県総社市にある古代山城。 昭和46年に発見された文献に載っていない山城(神籠石系山城と呼ぶそうです)で日本で もっとも古い城の可能性もあるそうです。 鬼城山(標高約400m)の八~九合目を取り囲むように築かれていたそうです。 現在も発掘調査や復元工事が行われており、城跡と言うより遺跡と言ったほうがしっくりきます。 駐車場から続く急斜面の通路の脇にある、つづら折れの遊歩道から学習広場(写真4枚目)に入れます。 ここから復元された西門と総社平野が見渡せます。 復元された西門、ここまでは整備された通路が通っています。 文献など残っていないので、発掘された遺跡とおおよその時代背景(特に朝鮮半島)から想像して 復元されたもので、何パターンかの案をビジターセンターの模型で見る事ができます。 これを見ると当時の事より、子供のようにイキイキしながらどんな建物が建っていたのか想像している 研究者のコトを思い浮かべてしまいます。 すごく楽しかったんだろうな~ 上の建物は復元ですが、下の礎石は発掘された当時の物です。 見下ろした世界は変わってしまえども、見上げればそこには昔と変わらない大空が広がっている・・・ な~んて、チョッと詩人しちゃいました! サラッと終わらそうかと思ったのですが、なにせ4時間も山の中を歩き回ったので これだけじゃー終われません! 興味のある方、もう少しお付き合い下さい。 #
by photo2x4
| 2011-01-16 20:02
| 城
2011年 01月 12日
昨日、チョッといいものを見た。 日が落ちかけた夕暮れ前にクルマを運転していたら、自転車で下校中の中学生とすれ違った。 友達同士なのか4~5人のグループが4組ほど、20人位とすれ違ったのですが 全員ライトを点灯して自転車を乗っていたのです!! 今に始まった事では無いと思いますが、自転車の無灯火が目立つ昨今で 学校の指導か生徒が自主的にかは分かりませんが、夕暮れ前から全員ライトを点けて 帰るその姿にチョッと感動したのです。 かく言う私もクルマに乗り出して気付いたのですが、闇夜での無灯火の自転車は本当に見えません! 自転車の方はドライバーを信用しているのかもしれませんが、大変危険です。 夜に無灯火で黒っぽい服を着て、右側を走るなんてのは自殺行為以外の何物でも無いと 思ってしまいます。 対してクルマの方を見ても、なかなかライトを点けない人がたくさんいます。 自動車や自転車のライトの役割は、と聞くと大半の方は “暗くなった視界を照らし、視界を確保するもの”と答えるでしょう。 それは正解でライトの一番の役割だと思いますが、その答えの前に私は “自分の存在を相手に知らせるもの”と言う答えを持つようにしています。 自分の存在を相手に知らせる、と言う気持ちがあれば早めのライトオンに繋がるのではないかな と思っているのですが、どうでしょうか? 日が傾きかけた頃に、もうライトを点けて走っているクルマがいたら それ私かもしれません。 #
by photo2x4
| 2011-01-12 14:18
| 時事私想
2011年 01月 11日
今日、パソコンのメールを開いてビックリ! まだ1月も始まったばかりなのに、鈴鹿サーキットよりF1のチケット販売の案内が 来たからである。 モータースポーツを撮る者としては、F1は是非行って見たいレースの一つなんですが 全席指定のF1で撮影するには、カメラマンシートと言う専用のチケットの購入が必要です。 で、そのチケットが高い!! 撮影に行った方のブログなんかを見ると、値段相応に色々と配慮されてあり結構 満足度の高いチケットだったみたいなんですが、55000円と言う金額はお世辞にも安いとは 言えない金額です。 さて、ここからが本題です。 私には妻がいます。この世の大多数の女性と同様にモータースポーツなんぞトンと興味のない 彼女だったのですが、私が一緒に連れて行くようになり写真撮影こそしませんが この世界にハマッてしまいました。 ハメた張本人としては、「F1のチケットは高いから1人で行って来る」なんて 言えないし、格安の観客席の中に1人で座らせておくのも忍びないし・・・ そんなこんなで結局去年は行かなかったのですが、今年はカメラマンシートが40000円と 少し安くなるみたいで、F1観戦の夢に少し現実味が出てきました。 モータースポーツの撮影に情熱を燃やす皆さん、 その時、あなたの大切な人は何処にいますか・・・ #
by photo2x4
| 2011-01-11 14:30
| 時事私想
2011年 01月 09日
廊下門を出て、城の東側の周囲を歩いてみます。 城の北側から東側は旭川が流れており、堀はありません。 本丸の東側にある要害門。 武士以外の人が、本段へ上がる通用門だったそうです。 階段の下にもうひとつ、六十一雁木下門があったそうですが今はありません。 この階段を上まで上がってみたのですが、最後の一段がなぜか二段分ぐらいの 高さがありました。 お城って有事の事を考えて、使いにくい工夫ってのが至る所にしてありますよね。 「これもそうかな」と思ったのですが、実際のトコは?です。 北側から見た岡山城です。 記念撮影スポットとして最適のトコです。すぐ近くに旭川を渡る橋があるので それを渡ると日本三名園のひとつ、後楽園があります。 石碑は昭和9年の室戸台風で旭川が氾濫し、甚大な被害が出てしまったので 大掛かりな治水工事を行った記念碑みたいです。 写真をアップにして石碑の文字を読んでみたのですが、昔の書体なので正確に 読む事ができませんでした。 間違っていたらゴメンナサイ・・・ 昼過ぎに行ったのですが、3時間もブラブラしていたら 西日が岡山城を照らし始めました。 さて、今回で岡山城は終わりです。 また他のお城に行く機会があれば、ブログにアップしたいと思います。 って、実は次のロケ(撮影)はもう終っているんですけど・・・ #
by photo2x4
| 2011-01-09 20:19
| 城
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